レベル3：催告書が来てしまった

催告書とは

催告書は、住宅ローンの返済が滞っている場合に金融機関から送付される重要な通知書です。正式には「期限の利益の喪失通知」と呼ばれることもあります。これにより、未払いのローン金額を全額一括で返済するよう求められます。

催告書が送付される理由とタイミング

催告書は、滞納が続いた結果として送付されます。一般的には、3か月程度の延滞が発生した場合に発行されることが多いです。この通知は、競売手続きが開始される前の最終警告ともいえるものです。内容を正確に把握し、適切な対策を取ることが重要です。

催告書が届いたときにまず確認すること

催告書が届いた場合、慌てることなく以下の点を確認することが重要です。

1.差出人と内容の確認

差出人が金融機関か、または委託を受けた債権回収会社かを確認します。催告書の内容が正式なものかどうか、内容証明や送付方法により信頼性を確認しましょう。

2.支払い期限と金額の確認

支払期限が明記されている場合、その期限までに対応が可能かを検討します。延滞額や求められている支払い総額を確認し、現在の財務状況と照らし合わせます。

3.次の手続きについての記載

支払いが行われない場合、次にどのような手続きが進められるかを確認します。競売や法的措置に関する警告が記載されている場合、対応の優先順位を高める必要があります。

4.必要に応じて専門家に相談する準備

書類の内容を正確に理解するために、弁護士や住宅ローンに詳しい専門家に相談する準備を整えます。書類全体をコピーして保管し、専門家に見せる際に備えます。

催告書を受け取った際の対処法

催告書が届いた際には、任意売却を検討することが問題解決の一つの手段です。任意売却とは、債権者（金融機関）と合意の上で物件を市場価格で売却し、売却代金をローンの返済に充てる手続きです。

任意売却を進めるメリット

競売より高い価格で売却できる可能性

競売では市場価格より低い価格で売却されることが多いですが、任意売却なら市場価格に近い価格で売却できる可能性があります。

柔軟な手続き

債権者と交渉することで、売却後の住居の確保や引っ越し費用の一部を捻出することも可能です。

精神的な負担を軽減

競売は強制的な手続きですが、任意売却は債権者と協力しながら進められるため、心理的な負担が軽くなります。

任意売却を進める際のステップ

専門家に相談

任意売却に詳しい不動産業者や弁護士に相談しましょう。これにより、スムーズな手続きが可能になります。

債権者との交渉

債権者と協議して、任意売却の条件を確認します。期限や売却価格の調整が必要です。

購入希望者の募集と売却

不動産業者が購入希望者を探し、売却を進めます。

売却代金でローンの返済

売却後、債権者に返済を行い、必要に応じて残債務についての交渉を行います。

専門家への相談が重要な理由

催告書を受け取る状況では、個人での対応が難しい場合がほとんどです。弁護士や任意売却に詳しい専門家に相談することで、適切な解決策を見つけることが可能です。専門家は、金融機関との交渉や手続きの進行をサポートしてくれます。

よくある質問と注意点

Q.：催告書を無視するとどうなる？

催告書を無視すると、金融機関は法的手続きを進めます。結果として、競売により物件が売却される可能性が高くなります。競売では市場価格より低い価格で売却されることが多いため、任意売却を検討するほうが負担を軽減できる場合があります。

Q.：任意売却で住宅ローン問題は解決する？

任意売却は、競売と比較して柔軟な対応が可能な手続きです。物件の売却によるローンの返済額が市場価格に近づく可能性が高く、債務の圧縮につながります。ただし、残債が残る場合もあるため、事前に金融機関や専門家と相談することが必要です。

当サイトで紹介している大阪の不動産会社の中から、任意売却に365日対応するいつでも相談可能な業者をご紹介します。またもし売却した後の生活について心配という場合に備え、リースバックに対応するところ、かつ公式HPに大阪でのリースバックの解決事例が掲載されている会社を絞ってみました。※2023年1月26日時点の調査情報を基にしています。

▼表は横にスクロールすることができます。