業者選びのポイント

任意売却専門業者の中には、物件の売買交渉のみに重きを置き、依頼者の経済的負担を少しでも和らげるといった配慮をあまりしてくれない業者も残念ながら存在しています。依頼者の再出発をサポートするという姿勢を元に、引越し費用や当座の生活費などの捻出にも配慮してくれる業者が望ましいと言えます。

任意売却に限ったことではありませんが、これまでの実績というのはその業者の実力やスキルを判断する重要な材料です。ましてや任意売却は依頼者の数だけパターンがあり、悩みや希望を正確に汲み取り、最適な解決策を提案してくれるかどうかが重要になります。

また債権者との交渉に長けていなければ、合意が得られず競売という結果にもなりかねません。営業年数が少ない業者がダメとは言い切れませんが、経験や実績のある業者の方が、よりよい結果を期待できます。

そもそも任意売却を行なう方は、住宅ローン以外にも借金や債務を抱えているケースが多くあります。任意売却を行えばすべて解決というケースの方が稀です。一方、任意売却業者の中には、物件売却でまかないきれなかった残債務まではサポートしてくれないという所も少なくありません。そうした業者は避け、借金問題を総合的にサポートしてくれる業者を選ぶ方がよいでしょう。例えば士業と連携しているような業者であれば期待度は高くなります。

任意売却の際、依頼者は保証人に迷惑をなるべくかけたくないというのが人情です。しかし、業者の中には保証人の事を考慮せず話を進めてしまうような業者も少なからず存在します。常に保証人の事も考慮したアドバイスや解決方法を提案してくれる業者を選ぶべきです。

任意売却の複雑な交渉やプロセスは、一般人である依頼者にはなかなか分かりづらいもの。しかし、だからといって過程や詳細を報告せず、大まかな結果だけを報告するような会社は論外です。お金に関する詳細を書面できっちり開示してくれ、過程も分かりやすく説明してくれる業者かどうかが重要になってきます。

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任意売却の業社選び、そのポイントはズバリ・・・

そもそも任意売却は、専門業者以外にも、一般的な不動産業者や弁護士、司法書士といった方々に依頼することもできます。しかし「餅は餅屋」の諺の通り、任意売却は、交渉や手続きの練度、買い主探しの際の情報量やネットワークなどの点で秀でている“優良な” 任意売却専門業者に依頼するのがおススメです。

では“優良な” 任意売却専門業者はどのように選ぶべきでしょうか？一般の方で普段から任意売却業社に馴染みがあるという方はほぼ皆無でしょう。また、悪徳業者とまではいかなくとも、依頼者への救済意識が低い会社やこれまでの実績や交渉力が低い会社にあたってしまうと、それこそ競売と大差ない結果になってしまうこともありえます。

そのためにも、業者選びの際は、しっかりとした見極めが重要です。

では具体的に、任意売却専門業者を選ぶ際のポイントをご紹介していきましょう。